*2018年8月に、情報更新とリライトを行ないました
海外就職に必要なこと
1.ほんとのほんとに飛び出す勇気
2.事前準備(下調べ、履歴書や面接準備)
3.周りの否定を気にしない楽観性
この3つのうち、今回は2つ目の”準備”についてです。
準備を、計画編と情報収集編にわけてあります。
>4. 事前準備について ー情報収集
マレーシア就職するための準備をしたいけれど…
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- リクルーターに色々オススメされたけど、どれが自分に必要なんだろう?
- 初めて聞くことが多すぎて、結局何をすればいいんだろう?
- 海外の求人や、CV・レジュメ(履歴書)がよくわからない!
第3章ですでにリクルーターに相談いただいたという前提で
今回はそんな疑問を解決してゆきましょう。
Index
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- アドバイスを基にフローを整理しましょう(おおまかでOK)
補足:海外就職で一番不利なのは、新卒です。 - これから内定までに直面する書類は3つです
- 情報収集にオススメのホームページを紹介します
- アドバイスを基にフローを整理しましょう(おおまかでOK)
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この段階で、求人への応募・面接をするための準備を整えましょう。
1. アドバイスを基にフローを整理する(おおまかでOK)
過去に何人も送り出したプロと相談し、自分の理想をシェアしたところで
どのようなアドバイスがきましたか?
主に受けるアドバイスをまとめてみました。
※ “じゃあどうすればいいの?”は個人の状況・レベルによって様々なので一概には言えません。
アドバイスをくれたリクルーターさんに併せて相談しましょう。
参考までに、私と、周りの経験者がとった主な行動をまとめておきます。
- 職歴が足りない(特に新卒)
→新卒の場合、希望する職種でのアルバイトやインターンをして、少しでも職歴を稼ぎます。
→転職の場合、期間ではなくアピールできるネタが足りない。という意味でこのアドバイスはされます。
現在の職場でお金をもらいながら勉強させてもらっている。という感覚で、これから何を学ぶべきかをプロと相談して会社を使ってネタ集めをしましょう。
- 英語力が足りない
→渡航の前に語学学校を挟むか、どうにかしてお勉強が必要になります。
アジアの英語留学は比較的安くて、土地勘もつくのでオススメです。
>アジアで英語を学ぶメリット・デメリットはこちら
ネイティブの国に行くわけではないので、マレーシア留学でじゅうぶんです。
- 専門知識が足りない
→こちらも学習や現在の職場で練習などの実践が求められます。信頼できるリクルーターからアドバイスをもらいましょう。
- 理想が高すぎる(給与・勤務時間など)
→現地採用なのに駐在員のような待遇を求めたり、英語ができないで外資を希望する場合などにうける指摘です。
自分をレベルアップさせるのはどうしても時間がかかるので、まずは理想のダウングレードをオススメします。そちらの方が絶対に早いです。
最初から全部揃えるのはほぼ不可能です。まずは飛び出すことをオススメします。
- カバーレターやレジュメ・CV(英文履歴書)が不十分
→書き方のおおまかな説明は下記参照。
- 現地の情報が足りない
→おそらく、自分の想像する現地と相手の知っている現地のイメージが違う時に言われる私的です。
渡航してからガッカリしないためにも、1度現地でゆっくり過ごすことをオススメします。
他にも、それぞれ違ったアドバイスを受けるかと思います。
アドバイスを基に必要なものを補うと、
必ずと言っていいほど最初のおおまかな計画に修正が必要になります。
語学学校が必要な場合、学費と学習期間が追加になります。
職歴が必要な場合、希望する退職時期を少し伸ばす必要があるかも知れません。
軌道修正後に、だいたいどれだけの時間や予算がかかるかがもう少しはっきりしてくるはずです。
ただ、この修正案もあまり詰めすぎないことをオススメします。
理由はもちろん、このプランはこれからも変わり続ける可能性が非常に高いからです。
海外、特に東南アジアで物事が計画通りに動くことはあまり期待できないです。
あまりきっちりしすぎるとストレスになってしまうので
“まぁ、だいたいこんな感じで何かあったらあとで直そう”
くらいのユルさ歓迎される国です。あくまで大まかにまとまっていればオッケーです。
補足:海外就職で一番不利なのは、新卒です。
新卒の方ですと、たまにアドバイス以前に『海外就職には数年の職歴がいるよ。』と突っぱね返されることもあります。
残念ながら、海外就職では新卒採用というものは無く、教える時間がかかる新卒は一番不利なのです。
彼らが欲しいのは即戦力であって、教えなくても今日から動ける人たちなのです。
また、現実問題でビザが出ないこともよくあります。
企業の望んでない不利な人をサポートできないのは正直仕方ないと言えます。
実際新卒って本当に使えないです。入社して自分の使えなさに嫌になるほど使えないです(自分の経験談です)。
ただ、自分が新卒海外就職をやっておきながら
”だからやめときなさい”なんて冗談でも言いません。
そういう方に出会った場合、その人から意見を引き出すよりも
行くだけならなんとか出来るかもと言ってくださる他の方に協力いただきましょう。
今の自分に出来ることをアドバイスいただけるはずです。
2. これから内定までに直面する書類は3つです
おそらく、ここで大半の人の大まかなフローは
1. アドバイスされた足りないもの集め 2. 求人の紹介や応募 3. 渡航・面接・内定
といった感じにになるかと思います。
自分の足りないもの集めの傍らで次のステップの準備を始めましょう。
2や3を進めてゆくうちに、基本的に全員が直面、そして理解しなければいけない書類が3つあります。
色々オススメされてよくわからない。という場合は、
とにかくこの3点の情報収集から優先的に始めましょう。
- 求人票(Job Description)
- カバーレター&履歴書(レジュメ/CV)
- コントラクト
※ビザは状況によって様々なので、それぞれのリクルーターまたは会社に問い合わせます。
・求人票(Job Description) 通称:JD
こちらは、会社が求人を出す上での必要な条件や募集要項、待遇を書いたものとなります。
マレーシアの最大手の転職サイト、Job Streetより、自分のお目当の地区や職種のJDを探してみましょう。
日系の会社のいくつかは日本の就職活動や転職活動のやり方そのままですが
現地の人と一緒に働くことがよくある日系や外資などは英語で、このようなJDがしっかりと用意されていることが多いです。
まずは、気になるものに目を通してみましょう。
職歴がすでにある方などは、自分のレベルがどれくらいなのかの判断材料などに活かせるかと思います。
海外就職では、ここに書いてあることがすでに出来ている人。
書いてあることが理解できるJDのみが、『応募できるJD』となります。
ここに載っている求人は地元の人向けから外国人向けまで様々です。
自分で判断がつく場合は、ここから自力で探す方が良いのですが、
初めての場合は難しいかと思うので、リクルーターの紹介を優先させて
あくまで情報収集ツールとして利用するのがいいと思います。
特にお給料なんかはアテにならない場合が多いので
海外就職するならこれは知ってた方が良くて、こんな内容だよ。程度が理解できていればOKです。
・カバーレター&履歴書(レジュメ/CV)
こちらは、簡単にいうとエントリーシートと履歴書。といったところです。
海外就職では、求人に応募する際にカバーレターという
『この会社のこの職種に応募します。履歴書はこちらです』
というお手紙を書かなくてはいけません。
また、カバーレターの例を出して細かく解説してあるサイトもたくさんあります
>マイナビ転職グローバル
CVは、英文履歴書のことです。こちらも必須アイテムです。
書き方はこちらで紹介しています。
>英語で履歴書(CV)をつくる。まとめ
個人情報と職歴の間に、キャリア目標や自己紹介を書くのもポピュラー。
主に意見になるので、好き嫌いが国や業種で分かれるから提出先のマーケットを観察して有無を判断する。
と、本文に書かせていただきましたが、マレーシアの場合は必須です。
これはCareer Objectivesといい、自分がどんな人で、どんな仕事を探していて、どんな貢献ができるかを3行程度にまとめます。
カバーレターのサマリという感じです。
また、カバーレター、CV、面接のフローを全てまとめましたので合わせてご参照ください
><ニュージー就活>大企業の本部長が教える、CV、カバーレター、面接のポイント
※こちら、ニュージーランドを事例にとっていますが、8割は一緒です。
違うところは下記2つのみです。
- CVの名前と個人情報の下にCareer Objectivesを入れること
- CVの“箇条書きの職務内容―詳細は書かない”→マレーシアでは詳細が必須。
※そのかわり、“実績”の項目は必要なし。実績はすべて職歴の中にねじ込む。
・コントラクト
こちらは、就職するにあたって、自分が何をするか、待遇はどうかの契約書。
日系だと、会社が用意して自分はサインするだけ。というところもある。
ただし、海外だとこの内容を決めるまでが面接に含まれていたりもするので注意。
お給料はいくらか、福利厚生は何か、税金はどうなるかなどを自分で話し合う必要があります。
※税金について、マレーシアでの給与で大きな落とし穴がある場合があります。詳細はこちら
>お給料の落とし穴!NetとGrossとは?
こちらは、会社によって非常に様々なので、
初めての時はリクルーターに事前に確認し、質問事項をまとめることをオススメします。
3. 情報収集にオススメのホームページを紹介します
上でも必要書類に関するリンクはいくつか貼りましたが
ここでは、上の準備をするにあたってのお役立ちサイトをまとめました。
インターンをお探しの方
有給で、オフィスの職歴がつめるアルバイトを紹介はこちら
>キャリアバイト
語学学校をお探しの方
語学力のページで語学学校について紹介しております。
(※リライト中。少々お待ちください。
>マレーシア就職(新卒・若手)現地採用 8.英語はどれくらい必要?
東南アジアの就職の基本情報はこちら
>パーソル
>グローバル就職塾
セミナー・イベントはこちら
>GJJイベント情報
英文履歴書の添削サポート
>JACリクルートメント
ここまで準備をしていると、そろそろ周りにも海外就職活動をしていることが知られる頃かと思います。
その際に、反対意見や思ってもいないことを言われて、怖くなったり挫折しそうになったりすることもあるかと思います。
そんなこころとの向き合い方を、次章でお話しします
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