マレーシア就職(新卒・若手)現地採用 6.実践編-渡航の前に

*2018年9月に、情報更新とリライトを行ないました

 

こちらの記事は、現地に飛び立つまたは国内からSkypeなどで
応募&面接を進めるにあたっての準備のお話です。

全体の計画などの準備に関してはまずはこちらをお読みください。
マレーシア就職(新卒・若手)現地採用 3.事前準備 ープランをたてる

 

  • 履歴書は書いたけれど、どうやって応募しよう?
  • 現地渡航にあたって、準備するものは?
  • 日本で内定までアレンジできるって本当?
  • 今回はそんな疑問にお答えします。

     

    Index

  • 求人に実際に応募する
  • 渡航の準備と、持ち物リスト
  • 日本国内で全部済ませるという手段
  • おまけ:新卒の方の就活開始時期について
  •  

    私は、新卒でマレーシアの現地採用という形で内定をいただき、4年弱日系の製造業で勤務していました。

    今回は私の周りと一般的に多くの人が踏むフローでのお話しとなります。

     

    ・求人に実際に応募する

    CV(Resume)やカバーレター 、JDの理解も深まったところで早速求人に応募しましょう。

    日本からのアジア就職ですと、日本のあっせん会社とどれに応募するか相談できる場合もありますので初めての方はそちらに従う方法が一般的です。

     

    もちろんリクルーターを通さなくても、自分で応募もできます。
    現地の求人を見つけ出し、募集要項に沿ってオンラインで応募します。

    ※応募の際、日本人のメールアドレスは自分の名前でないことが多いです。
    ただし、海外での就職の場合、candy_sweety@xxx.comなどというメールアドレスはこのような場所に送る際に不適切です。
    gmailでいいので自分の名前+数字など無難なメールアドレスを作っておきましょう。

    求人の見つけ方はこちらで紹介しています。
    マレーシア就職(新卒・若手)現地採用 4.事前準備 ー情報収集

    また、LinkedInは国を問わずに求人が掲載されているので要チェックです
    <初心者でも簡単>海外就職で大活躍!LinkedInの求人と便利な機能を使いこなそう

     

    必要書類やフローは各社により違いますが、CVとカバーレター は必須のところがほとんどです。
    また、カバーレター 、CVは手間がかかりますが応募先に合わせて変更&調整しましょう。
    詳細はこちらで紹介しています。

     

    応募の際の注意として、マレーシア就職の場合
    面接は現地でのみ。というところも多くあります。

    また、内定から勤務開始までは長くても1−2ヶ月以内になります。
    日本から応募する場合、自分の渡航できる時期をしっかり考慮したうえでの申請をしましょう。

     

    ・渡航の準備と、持ち物リスト

     

    日本からの応募もできますが、(日系を含む)多くの現地企業は直接来社できる人を好みます。
    求人への食いつきも良くなり、情報量もケタ違いです。

    また、現地で就職活動することで生活のイメージもぐっとつきやすくなります。
    なるべく全て、少なくとも面接は現地でするのがオススメです。

     

    渡航の準備は大まかにこんな感じです

    • 航空券の手配
    • 宿の手配
    • 荷物の準備

    航空券は、Skyscannerで最安値を常にチェックできます。
    合わせてAirAsiaもチェック!

    相場は、AirAsiaでピークでなければ往復で3〜4万円程度

    直前にとったり、連休や年末年始と重なってしまうと、往復7〜12万と大幅に跳ね上がるので、こまめにチェックしておきましょう。

     

    次に荷物です、面接旅行となると普通の旅行と荷物も変わってきますよね。
    そこで、マレーシア就活旅行に必要な持ち物はこちらです。

  • パスポート
  • 現金(現地空港で1〜2万の両替がオススメ)
  • キャッシュカード
    (Plus, Union pay, Visa, Masterのどれかに対応しているもの)
    ※マレーシアの場合、長期滞在のビザがないと口座が開けられないため、海外対応のキャッシュカードが必須です。
  • クレジットカード
    (Visa, Masterのどちらか必須。JCB,&Amexは弱いです)
  • 夏用スーツとハンガー
    ※男性の方は、ジャケット、ネクタイ不要。現地人も使っていないです。
    ※女性の方は、膝上スカートやノースリーブ等、過度な露出は避けます
  • 筆記用具
  • 名刺入れ
  • 腕時計
  • モバイルバッテリー
  • 面接を受ける会社のCV、カバーレター、パスポートのコピー(1〜2部)
    ※マレーシアでのコピーできる場所は当たり外れ多いです
    ※控えのCVのコピーは不要です。現地に着いたら電話番号を現地のものに変更する必要があるからです。
  • 羽織るもの1枚(室内はエアコンで寒いことが多い)
  • 後は、普通の旅行の荷物でOKです。
  •  

    これだけ?と思うかもしれませんが、この程度でOKです。
    また、現地調達するもの、SIMカードの選び方、その他お役立ちスポットは次章でお話しします。
    マレーシア就職(新卒・若手)現地採用 7.実践編ー現地にて

     

    宿の予約ですが、面接先が一箇所に固まっていない場合、
    まずはお目当ての都市の中心部に1週間の予約+状況に合わせて現地で延泊か移動をオススメします。

    クアラルンプールですと、立地的にまず間違いないのは

    『KL Sentral』『KLCC』『Bukit Bintang』近辺です。

    とにかく安く済ませたい。という方にはPasal Seni付近のドミトリーもオススメです。一泊500円しない程度のところがちょこちょこあります。誰でも快適に過ごせるわけではありませんが、平気な人にはオススメです。

    中でもKL Sentralは多くの電車やバスが止まる駅なので、アクセス抜群です。
    クアラルンプールの宿をagodaで探す

     

    ちなみにあの有名なツインタワーがあるのは、KLCCです。

     

    ・日本国内で全部済ませるという手段

    現在の仕事の都合などで、渡航のまとまった日にちを取れない方もいますよね。
    そんな場合、日本で全てをすませることも可能です。

    現地企業などは実際に現地にいない人は対応できないこともありますが
    特に日系での日本人との面接の場合、事情を理解して柔軟に対応してもらえることもあります。

    その際は、現地の指示する面接方法に従い、準備を進めてゆきます。

     

    また、渡航なしで全てアレンジする場合、
    旅行でいいので必ず現地には行っておくことを強くオススメします。

    ここ近年テレビで言われているマレーシア、よくも悪くも結構盛られています。
    頑張れば2−3日で行ってこれる距離と値段です。ぜひ行きましょう。

     

    また、面接の時も、現地に行ったことのない人よりも現地に住んでいる人や現地を知っている人が優先されます。

    現地を知っていて、仕事だけではなく生活面での不一致のリスクがない方がいいのはお互い様です。

    “お目当の国が好きかどうか”は、現地採用において大きなアドバンテージになりますよ。

     

    次章では、現地に到着してからの準備についてお話しします。

     

    ・おまけ:新卒の方の就活開始時期について

     

    私がどのように新卒海外就職をしたかを紹介します。

    たくさんの手順を紹介しておいてこんなこと言うのもおかしいですが
    私は実は大学4年生のやるふつうの日本の就活(ただし勤務地はマレーシア)で内定を5月に決めました。

    卒業まで待ってもらいそのままストレートで就職。
    所在地だけは海外という純日本式で就職しました。

    採用も、”海外に馴染め帰りたがらない人”へのポテンシャル採用です。面接も東京でした。

    これは、非常に珍しいケースです。
    まずこのような採用方式はないので参考にならないかと思います。
    (大手の会社だったので、この採用方法は一時期話題になりましたが現在は廃止されてしまいました)

     

    また、当時はすでにマレーシアで新卒は難しいと言われていたので、ジャカルタかKLという前提で動いていました。
    職歴重視の外資は諦め、日系に絞っていました。

     

    大学3年生の頃、当時の日本での就活解禁の9月くらいにGJJ主催の東南アジア就職合同セミナーに行きました。

    そこで、海外の採用は卒業直前だと知る&職歴がないと厳しいのでオフィスでインターンをするように。と教えていただきました。

    そこでキャリアバイトを使い、早速社員6人のベンチャーのインターンを始めました。

    インターンが大っ嫌いだった私でしたが、海外就職のために必要と知ると苦しくなかったのを覚えています。
    海外就職のための職歴が欲しいと正直にそこの社長さんに直談判し、ここまで方向性の違うインターン生は初めてだと笑いながらもいろいろな相談に乗っていただきました。

     

    また、日本の就活も少しやりました。本当に少しです。
    やる気がなかったのですが、親が心配していたのでやっていました。悲惨なものでした。

     

    海外就職の時期は卒業直前と知り、

    日本での就活、内定、渡航直前までインターン

    日本の内定をキープしたまま11月に渡航

    海外就活

    決まれば内定辞退、決まらなければとりあえず就職してまた来年挑戦。

     

    という内定式後の内定辞退を想定したモラル丸無視の就活計画でした。

    当時、5月と異常なまでに早く決まったのでこのプランは実行されませんでした。
    新卒の海外就職で、なおかついざという時の日本のバックアップが欲しい心配性さんにはこのやり方がオススメです

     

    まず、海外には内定式とか一斉入社とかそういったものはありません。

    みんな自分の大学の過程が終わればそのまま自分のタイミングで仕事を探し、自分の働ける日にちから徐々に入社してゆきます。

    マレーシア人の場合、自分の過程が終了したら在学中でもそのまま就職し、卒業式の日だけ有給をとって出席。というのが一般的です。

    そんな中で、企業が待つことはまずありません。
    外国人の就労には卒業証明書が必要なことを考えると、卒業ギリギリでないと行動に移れないのです。

    内定辞退を想定するというと非常におおごとに聞こえますが、大丈夫です。
    モラルよりも、自分の身の安全優先で行きましょう。

     

    とはいえ、選択肢を増やしすぎて自分の巻いた種に縛られるのもしんどいので
    バックアップはほどほどにしましょう。あくまで保険ですよ。

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