<ニュージー就活>不採用と解っていても面談に行く理由

 

 

現在、とあるニュージーランドの会社で試用期間中のアルバイト中です。

つまり、本採用まであとは頑張るのみ!な状況なので、アグレッシブに仕事を探す状態はお休みしています。

 

12月~1月のように1日何時間も張り付き、周りからストーカーみたいで気持ち悪いと言われるような名簿まで作ったLinkedInでの人探しもお休み中です。(今ではたまーに移動中の暇つぶしにみんなのシェアするコラムを読んでるくらいです。有料購読もお休み中です)

 

そんな状況で、つい数日前に、送って約2ヶ月も経っているInMailに返信がきました。

 

“お返事がとっても遅くなってごめんなさい。興味を持ってくれてありがとうございます。
現在、弊社では人を募集していないのですが、それでもよければ一度カフェでお話しませんか?
弊社のオフィスビルは空港の前の○○です。いかがでしょうか?”

うーん。不採用は確定していて、場所はほぼ空港。ここから1時間以上離れていて、空港バスも結構な出費。

ただしここで ”ありがとうございます。もう決まったので結構です” というのは簡単だけれども
(考えたくはないけど)万が一のことも考えると、何か頼れるつながりができるかもしれないし、あれだけ2ヶ月間頑張っていろいろ送りつけたんだし、まだ本採用された訳でもないのでせっかくだから会ってみよう。と決めました。

そんなこんなで、不採用が確実なコーヒーインタビューへ向かいます。
もちろん面倒で、あまりやる気もなし…。

 

ただ、空港バスの間にSNSやらするくらいならと思い、バス移動中にLinkedInで業務内容だけは確認しておきました。

 

到着した電話を入れ、オフィスビル前で挨拶をして、そのままカフェへ。

 

カフェに着き、注文を済ませると早速
仕事探してるの?”とストレートな質問。

はい、まだフルタイムは決まっていません。というと
そうかー。大変だね。マレーシアに住んでて製造業で働いてたんだっけ?ニュージーランドはいつから来ているの?
と、今まで必ず受けていた、うちの会社について何を知っているの?の質問は無し。
まぁ、採る気ないんですもんね。笑

 

そして自己紹介が終わると、突然、
ニュージーランドの企業の傾向についてなんだけどね、資材調達っていう業種が一般的に出てきたのは本当にここ最近で、5年も経っていないかな。
需要も、これからちょこちょこ出てくるだろうなー。って感じなんだ。
だからうちも3人だけ。大体の企業は従業員が少ないのが好きなのがこの国の企業の特徴なんですよ。少数精鋭でいくら売り上げました!が好きな企業が多いかな。

と、ニュージーランド企業の一般論の話になり、そのままニュージーランド企業が少数を保つためにどんな手段を使っていて、どういう風にビジネスを広げて行くのが好きなのかと、今働いている会社にも当てはまるような’傾向と対策’をいろいろお話してくれました。

 

これはとってもいい情報をもらえている気がする。

 

そう思って、今のバイト先で気になっていた仕事の傾向の質問をすると、
お、すでにオフィスで働き始めているのね?いい勉強になってる?”と前置きをされ、

ニュージーランドは小さいから、物資も人材も手に入れにくい、逆に失敗しても影響も小さいから、手元にあるものを好き勝手いろんな用途で使ってどんどん実験する傾向が国全体であるんだ。
ビジネスも同じ。常に前しか見てないから、確かにアジアでのお仕事経験があるとこの国のスタイルは不思議かもしれないね!

 

だからこそ、○○っていう情報をチェックするといいよ。うちの会社だとXXを試してて、うまくいってるんだ。多分、今後僕らの職種ではこう言うの好かれるんじゃないかな?
などと、今後私がこの国、この業界で生きていくにはこんなやり方もあるよ。というアドバイスまでくれました。

 

採用関係なしの面談だからこそ、いろいろ質問できて、向こうも採る気はなくてもこんなことがあるよといろいろ情報をシェアしてくれます。なんとも優しい。

なんと、きっちり1時間使い切ってしまいました。

 

そして最後に

こういった人にお会いできるのはいいこと。来てくれてありがとうございます。
履歴書は保存しておきますね。今の仕事場の採用状況が変わったら、その状況を履歴書に書いてアップデートしてください。

就労ビザを取ったことがある人の方が望ましいので、今は何もご用意できませんが、今後新しく何か人が必要になったら連絡します。”と、お決まりのお断り文句。

 

とはいえ、とってもいろんなことを教えてもらえたので気分は爽快。
あの時面倒だと断わらなくてよかった…。

 

本当に呼ばれて意味なく終わって何で行ったのか後悔することもあります。

ただ、そのうちの1つでもこうやって価値があったら、やっぱり無意味に思えても無理のない範囲で行くべきで、そこで何かいいことがあるかもしれない。
そんな希望があり続ける限り、こういう機会には行き続けます。

 

‘100人に誕生日を祝って欲しければ100人の誕生日を祝え。何もしないで何かをもらえると思うな’ と昔何かの記事で読んだことがあるけど、人とのつながりにおいて、めんどくさがるってご法度ね。

 

今後連絡が来なくても十分価値のある面談でした✌

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