<ニュージー就活>本採用と就労ビザを賭けた試用期間の中間報告。

 

 

3月も終わりますね。

大学を卒業した頃は、まさか4年後にニュージーランドのオフィスでアルバイトしているなんて思ってなかったなぁ。
(ここまでの経緯はこちら)

 

1月からニュージーランドに渡航し、
2月14日からパフォーマンス次第で本採用ありの試用期間ということで現在挑戦中ですが、

 

2日前に仮レビューがあったので、今までの道のりとこれからのお話です。
今までのことに関しては、具体的な業務のお話になります。

 

この試用期間は、ニュージーランドの一般的な試用期間(就労ビザやフルタイムの仕事をもらっているけど、3ヶ月以内はキャンセルが可能)とは違い、

しばらくアルバイトで様子を見て、気に入ったら採用してあげる。という形式。

 

これは、ワーホリビザで入り、ニュージーランドの学歴職歴なしの子をいきなりは雇えない(ただ人は欲しい)ということでやっていますので、普通の採用ではないプロセスです。

 

このアルバイト制度は、いきなりの採用を渋っていたので私からお願いしました。

アルバイトでいいよと言ってハードルを下げておいて、入ってしまえば少なくとも現地でのオフィスの経験がゼロではなくなるから、結果関係なく今後悪い方にはいかないだろう。と。

 

今回の試用期間中に与えられた課題はひとつ。

サプライチェーン・アナリストとして
うちの会社にある膨大な支払い履歴と契約書から
今までの履歴からの適正価格の試算と、いくら誤差があるのかを調べて欲しいというもの。

他にも何個か、過去の製造業の経験からこんなプランも立てられますよ。
という案も提案したけれど、まだいらないとのこと。

まずはそれだけ、それ以上はこれから。
3月末に試用期間のレビューをします。だそうです。

 

OKです、では支払い履歴と契約書をください。と聞くと

 

”どこにあるかわからないんです。”と一言。

 

私に与えられたミッションは

ー支払いの解析を行なって欲しいけど、支払い履歴も契約書もどこにあるかわからない。
 ーあっても手書きでカテゴリー分けとかできてない。
 ーそもそもカテゴリーがどう分けられているのかわからない。
 ーだから全部探して、カテゴリー分けして、解析までよろしく。
 ーできて1年の部署だから、何も揃ってない。全部お任せします。

ということ。

 

新設部署というだけあり、結構な事故レベル。

ただ、マレーシア時代にも、テキトーな町工場の金銭、納期トラブルシューティング係で
一個ずつ手探りでデータ探しから…なんて惨状処理はよくやっていたので
何をするべきかと、時間軸はなんとなく解っていたのがラッキー。

集めるのに2週間はいるかもしれない。というとあっさりOK。

さらに、この作業から何を調べて欲しいとかありますか?
と聞くと、ちょっとよくわからないからできるまでその話は待って。とのこと。

 

ということで最初の2週間は目標もなく資料集めです。

 

本当に片っ端からフォルダー巡って、集めて、エクセルにまとめるだけ。
これで就労ビザが出る訳がないとちょっと焦ってきます。

そして、一通り集まった時にはすでに3週目が過ぎていました。

ちょっと焦ってきますが、とりあえず集まったよと見せると

 

”えーっと、まだ思ってたものの半分もないんだけど、これが限界?”

”ちょっとこれだと完成と同時に完結しちゃうかもしれない…。”

 

えー。まじですか。

 

こちらもふるい落とされないように必死なので、

在り処があれば探します。持っている人がいれば聞きに行きます。と言うと
”うーん。週3にした理由がこれでね、ここまで揃ってない中で出勤してもらっても仕事がなくて…

多分あと数日何も出てこないと思うから、今日はゆっくりしてていいよ。”

と、ワインを差し出されました。

 

大丈夫かこの会社…?と不安になると同時に

あー。これは終わった。
次の仕事探す?またLinekdin漁りやる?嫌だー。。。

といろいろ考え込むように。

 

 

とはいえ、せっかくここまで来たのに、
はいそうですか。と諦めたくなかったので
いろいろ抵抗策を考えますが、内心は大パニック。

1ヶ月過ぎましたが、まだデータ入力しかやってないし
これが完成したらおしまい、というか完成できるほどうちに資料が揃ってなかったねー。って

 

これは確実に落ちたな。と自暴自棄です。

それでも、まだ不採用と言われた訳じゃないので落ち込んでるけど出勤します。

 

そして、3月も残り2週間になったところで急展開。

今まで部長クラスに聞いても出てこなかったあれやこれ、
全部他部署の庶務のお兄ちゃんが持っていました。

それも全部違うフォーマットで。

 

新設部署とはいえ、いい加減にしてくれ。笑

 

とはいえ、やっとなんとか出口が見えてきたので、慌てて作業します。

数日後、やっと解析が出せるようになったのですが、
あまりにも統率も法則もないひどい結果。

この時はすでに3月28日。

レビューの話もほったらかし、
何も功績を出していないのでむしろ黙っていよう。と決めました。

ただ、一応できたこのひどい結果を見せます。

こんなに統率がないってことは、まだ何か足りてないか、解析する意味ない感じですよ。
と、ちょっとヤケクソ状態で見せると

 

”これ!このひどい結果を待ってた!OK、よくやった!”

 

…えっ?

 

”見てこのバラバラな結果。これね、今まで誰も管理してなかったせいでここの誤差の行方が誰もわかってないのよ。

この惨状をこれから監視する管理人がいるから○○のプロジェクトはうちの部署でやらせろ!ってプレゼンするためにこれが欲しかったの!”

 

”そうすれば担当はちひろね。って言って君のポジションも本社からもらえるはずだから!”

 

”…っていうことで、これをプレゼンしなきゃなんだけど、今月…てか明日までに全部まとめられる?”

 

えー。急展開ー。

 

てか、今言ってくれたこと最初から言ってくれればもっといろいろ余裕持てたのに。。。

とはいえ、これはレビューに直結するぞと慌てて全てまとめます。

そして3月末に出さなきゃいけないんだったらもうちょっと早く言ってくれよ…

 

泣き言もありますが、とりあえず1日で出来る限りまとめます。

完成したのは17時半。
そこからチェックが入り、数回却下を食らい(😅)終わったのはなんと20時。

ニュージーランド初の残業です。

 

そもそもここまで一緒に残ったうちのマネージャーがすごい。
無茶振りにも対応できるタイムマネジメントの勉強もしなきゃ。

 

マレーシアにいた時に20時とかは普通にあったけど

久々にやってみると結構しんどかった。錆びたなー。
(喜んで錆びるけどね。)

 

マネージャーもここまで残るなんてどうかしてるとのこと。うそん。ごめん。

 

もう、こうなったら勢いで聞いてしまえ。と思い

今までやってきた状態で大丈夫でしたか?
今後はどうなるんですか?と聞くと

 

”これをずっと作りたかったけど、誰もできなかった。
というかできる時間がある人なんていなかったの。

だからこれを作ってくれた。ってだけで功績にはなってるよ。

俺はこのまま君のポジションを作るよう呼びかける。あとはこの企画が承認されるかだね。”

 

”承認されたら仕事のオファー、次にビザに取り掛かるよ。
うちの人事に外国人担当の人がいてね、聞いているんだけど本採用決まるまで調べてくれないっぽくて、だからまだ待ってね。”

とのこと。

本採用への切り替えがどれだけかかるかわからないけど、
承認から1ヶ月くらいかな?だそうです。

そしてこの承認をもらう企画プレゼンが2週間後。
今日出してもらったのは企画書の草案だから、来週に清書を再提出するように。
と、言われ、さあ帰ろう。とその日は終了。

なんかよくわかんないけど、首の皮は繋がった。

 

そして試用期間が伸びたけど、とりあえず部署査定はYesだったみたい。
いろいろ急でポカーンですが、YesはYesよね。やったー♪
(まだ本社、ビザの2つの査定が残っております…んー。)

 

ただ、ちょっと英語力をどうにかしてね。とは言われました。

うちのマネージャーは日本に留学経験もある超親日家。
ゆっくり喋ればちゃんと動けるのが日本人だと知っているけど、
周りはそうもいかないからね、と。

じゅうぶん解ってます。。。

 

そして、ビザなしニュージー企業経験なし英語怪しいと
事故物件同然のいい大人にポテンシャル採用のチャンスをくれる。

 

…めっちゃいい人じゃん。

てか、めっちゃ運いいじゃん。あたし。

 

というわけで、試用期間は延長戦になりますが

めげずに残りも頑張ります。。。

 

p.s.週3の日々がまだ1ヶ月くらい続くので、

定期的に人と会えて、コミュニケーションを取れるアルバイトかコミュニティをこれから探します…🌱

何かいいもの見つけたらまたここでお話ししますね。

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