ムスリム女子直伝、南国&イスラム圏でのアンダーヘア処理事情(※衛生面の観点から)

突然ですが、アンダーヘアのお話です(ほんとに唐突。

日本ではごく普通の、ありのままで放置しておく状態は
実は世界共通ではないのはご存知でしたか?

ちょっと余談なのですが

ニュージーランドに来てからずっとホットヨガに通っています。

そこのシャワー室には、日々いろんな白人、ラテン系、東、南アジア人が多くいます。
そんなシャワー室の中で見かける少ないサンプルからの感覚としますと

だいたい皆さんは短く切ってあります。たまに縦長の四角形みたいにわざとアレンジっぽいことしている人もいます。
全部除毛済みまたは完全放置もいます。完全放置が一番少ない印象です。

ただ、そんなにまじまじと見れるもんじゃない
&これ以上の事情は詳しくないのでこの程度で自重しておきます。

海外には温泉みたいに”ハダカの付き合い”みたいな場所は滅多にないですが
実際のところどうなの?というのはなかなか知られていないですよね。

特に”隠されている”イスラム教徒の女の子なんてなおさら。

今日はそんな、東南アジアのムスリム女子(マレー人・インドネシア人)たちから教わったアンダーヘア事情をお話しします。
(※見ていません。聞いただけです)

あまり知られていないと思いますが
実は、コーラン(イスラム教の聖書)の中に、見た目のマナーとして

-割礼をする
-爪を切る
-アンダーヘアを処理する
-脇毛を処理する
-髭を整える

の、5つが挙げられているそうなのです。

そしてこれは、見せる前提という意味ではなく衛生面が理由だそうです。

さらに、ワキ&アンダーヘアの処理を40日以上放置してはいけない。
と言及もあるとのこと。

ということは、宗教で処理が最低40日に1度と決まっている。とのことです。
(念のためこれを書くにあたって再確認しました。本当みたいです。こちらにリンク貼っておきます

衛生面で処理が必須?どういうことかをもう少しお話しすると

もちろんコーランに書いてあるから。というのも立派な理由ですが他にもあります。

彼女たちは、そもそもトイレに行ってもトイレットペーパーを使いません
じゃあどうしているの?というと、用をたした後は

ーバケツに清潔な水をため、桶で流しながら洗う
(右手で桶をもち、お尻の方から水をかけ左手で洗う)

ートイレの横にホースがついているので、それで洗う(桶の状況と一緒)

と、水洗しているのです。これも宗教で決まっているとのこと。

こちらも衛生面での理由だそうで、水は必ず清潔でなければいけません。
バケツの水の使い回しなんてもってのほかです。必ず流しの浄水を使います。
※洗った後にトイレットペーパーで余計な水分を拭き取る人も多くいます。ただペーパーを使ったとしても水洗は必須です。

つまり…水洗で、なおかつ東南アジアは常夏&高温多湿。
毛に水分が残っているのを下着&ボトムスでカバーするので、蒸れて不衛生に。

夏場に湿ったふきんをさらに袋などに入れて放置して蒸れて変な臭いが…

という状況に近いこと(湿った自分のアンダーヘアが下着の中で蒸れる)状態になっている
なんて想像するだけでもおぞましいですよね。

なので彼女たちはきちんと処理します。
毛がない方が、清潔なのです。

日本人はありのままの人が多いのよ。と言ったところ

”Yewwwwwgggghhh”と、とんでもなく嫌な顔されたり、
”Eh…!”と呆然と言葉を無くされたりしたので、相当汚いと思われているかもしれません。笑

私が聞いたとある子は

生理が来るタイミングで全部処理しちゃう人は結構いると思う”と言っていました。

確かに、余計蒸れるあの時期にまるっと無くしてしまうのは効率いいですね。
(40日ルールにも遅れない月1回の自動アラームにもなりますし。)

次に気になる処理方法は、
カミソリだったり、クリームだったり、ワックスだったりと様々です。

もっともお手軽なのがカミソリやハサミ。

全て剃り落としてしまう子もいますし、
”全部剃るのはチクチクして痛い!”という子もいたので
短くするだけ。一部残す。など、方法は人により様々のようです。

また、ワックスやレーザー脱毛も普及しています。

マレーシアにも脱毛サロンのMuseeはあり、ワキ脱毛がポピュラーなのはあちらも一緒ですが

日本と違うなぁと思うのが、腕、足、背中よりもVIOラインの方が目玉商品で、
アンダーヘアーの脱毛パッケージは全面に押されていました。

ちなみに、宗教上定義もなく、露出も少ない服装をする彼女たちにとって
手足のムダ毛処理は優先順位がそこまで高くなく、普通に手足は放置の人もよくいます。
(もちろん処理している人もいます。特に若い子は気にしている子も多いです)

腕や脚が完全放置でも、見えないところはバッチリ。ということですね。
彼女たちの脱毛の定義は、見せるためではなくて衛生面の視点で処理しているので。

とはいえ、レーザーはまだまだ高額なので、
ここで登場するのもうひとつの有名どころが、ワックス脱毛です。

ワックス脱毛にも、ブラジリアンワックスやバブルガムワックスなど種類は様々ですが
サロンでのワックス脱毛、自分でできるワックスセットなども一般的です。
(アラビアでは砂糖とレモンを煮詰めて作るキャラメルワックスなんかも聞きます。)

ワックス脱毛の経験者によると”最初の一回はただの殺人レベル”の痛みだそうですが

定期的に脱毛することで、痛みにも慣れ、毛もやわらく薄くなるので自分でも処理が簡単になるとのこと。

なお、サロンの場合ワックスはもちろん女性によってされます。
ムスリム同士を好む人、女性なら誰でもいいという人、そこは個人のこだわり次第だそうです。

最初の施実はみんな恥ずかしいとのことですが、慣れればどうってことないそうです。
(ちなみに男性でワックス処理をする人も珍しくないそうです。)

と言うことで、東南アジアのムスリム女子は100%きっちり処理していますよ。
(もちろん例外はありますが、宗教で決まっているので便宜上100%)

そしてありのままで放置は無茶苦茶汚いそうですよ。と言うお話でした。

P.s.それじゃあでマレーシア歴5年のあなたはどうなのよ?と言う質問には
”私の名を知りたくば主が先に名乗れ。”とだけお答えしておきます。

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