今年もディパバリーがやってきました。
マレー系、中華系、インド系が混在するマレーシアでは、(マレー系が多いだけあり、イスラム贔屓な祝日構成になってはいるものの)すべての宗教の大きなお祭りは祝日。
しかもマレーシアのこれ系の祝日は、みんな自分の宗教は1週間くらい普通に休みます。会社もまとまって休みになります。
日本の年末年始みたいなものですね。
私の会社もたまに運がいいと5−7連休とかになるのですが、今回は土日に重なったため3日間のプチ連休となりました。
ディパバリーは、サンスクリット語で、数々の光たちというような意味。インドではヒンディー語でディワリと呼ばれる、名前の通り光のお祭り。
ヒンドゥー教の神話の中で光が闇に勝った日のお祝いとされ、月の暦で測るため毎年秋のどこかにあり、日付は変動します。
お祭りの日が近づくと、カラフルに染められたお米のアートが街じゅう(特にショッピングモール)に施されます。
この日はマレーシア最大のインド系寺院のひとつ、バトゥ・ケーブ(バドゥ洞窟)もお祭りモード全開。
普段は駐車場の広大な敷地に、特設会場が作られ、誰にでも無料でベジタリアンフードが配られます。
バトゥ・ケーブは、お寺の本堂まで272段の階段があり、これを登って参拝に行きます。
普段も観光客でいっぱいだけど、お祭りの日はさすがにインド人だらけ…!
ちなみにこの洞窟、サルもいっぱいいます。
飲食物を強引に盗んでくるから、注意。。。
マレーシアのサルは乱暴で可愛くない。留学中にも寮に侵入されて部屋を荒らされゴディバのキャンディを盗られてから、サルが嫌いになりました。
階段は細くて幅も不規則。登るのは余裕でも、降るのはちょっと怖い…
本堂に行くと、参拝客が祈りを捧げます。
参拝すると、お坊さん?が、ビンディ(あのインド人のおでこにしてるポチ)とはちょっと違った粉状のペイントをおでこにしてもらいます。お坊さんとはいえ、やっぱりそこはマレーシアの兄ちゃん。Hey girl~ シェイシェイー♩と、かなり気さく。。。
(日本人なんだけどな。その辺の違いはわからないか。)
光のお祭りだけあり、いろんなところにランプのお供え。
ちなみに街中で何かお祭りはあるかというと、全くの逆。
みんなお祈りをしたり、断食をしたり、家族で過ごしたりと、インドアに静かに過ごします。
だからお祭りを求めてインド街に向かっても、観光客相手か大手のレストランくらいしか開いてません。。。
インド(本土)の友達からも、その日にイベントがあると思って繁華街に行ったの?そりゃ何もないよ。と笑われ…(´・ω・`)
ちなみにインド系以外には、なんでもないただの祝日なので、街はいつも通り。
いろんな人種がごちゃまぜだから、足掛け3年半のマレーシア生活。国中が静まるようなイベントは見た事ないな…
次のインド系の大きな祭日は、なんとインド本土でも危険だからと禁止されているくらい世界でも有数なクレイジーなお祭り、タイプーサム。
針を体に刺してその針で神輿を運ぶという大分痛そうなお祭りです。また時期が近づいたらお話ししますね。
Happy deepavali…*
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